STAFF COLUMN スタッフコラム

ふとん丸洗いのススメその1  ふとん干しだけではダニは取れない!

2018.06.10

蒸し暑くてジメジメする季節に気になる寝具のお手入れ。
サマーシーズン用に入れ替えるとき、今まで使っていたふとんは天日干しして押入れにしまう、という人が多いと思います。でもホントにそれで大丈夫?

今回はみなさんの健康にも直結するふとんクリーニングの必要性についてお話をします。


この瓶に入っている茶色の液体、何だと思いますか?

実は6か月間使用したお布団を1回水洗いした後の排水なんです。
中にはダニのエサとなる汗、フケ、アカをはじめ、ダニの死骸やフン、細菌、雑菌がウヨウヨ。
ふとんの中綿にびっしり絡まっているので、表面を天日干ししただけでは取り除けない厄介者たちです。

みなさんは天日干しして取り込むとき、ふとんをパンパンとたたいたり掃除機をかけたりしませんか?表面のホコリや汚れはそれで取れるかもしれませんが、中綿に絡まった汚れはアンタッチャブル。
そればかりか、表面をパンパン叩くと、ダニの死骸やフンが細かくなって、叩く前より2~3割増えてしまうという悪循環が起きてしまうのです!

そんなふとんで、大切なご家族・・・ましてや小さなお子様、アトピーやぜんそくなどのアレルギー症状でお悩みの方を休ませて、ホントに大丈夫でしょうか?

想像してみてください。ふだん身に着けている衣類や下着を、洗濯水洗いをせず、天日干しだけしてクローゼットに片付けて、それをまた着ます?

ふとんも同じです。

衣類や下着と同じように、「ふとん汚れは丸洗いするしかない」というのが、寝具業界の常識。

厚生労働省でも、「ふとん及び枕は6か月に1回以上その汚れ等を除去するために丸洗いを行うことが望ましい」という指針を打ち出しています。
ふとん中綿に潜むダニやアレルギー物質は、丸洗いする前は綿1gあたり246,9ng ⇒ 丸洗い直後0,5ng ⇒ 使用半年後63,4ngと上昇するため、6か月サイクルで定期的に丸洗いしてダニの繁殖を抑制しましょう、ということ。

冒頭でご紹介した6か月使用後のふとんを1回水洗いした後の排液(左)、1回すすぐと真ん中の状態になり、2回すすぐと透明(右)になるんです!


これって家の洗濯機では無理だから、コインランドリーに行くしかないよねって思われたアナタ。

もちろん、コインランドリーでも洗えるんですが、プロの目から見ると、洗浄水の量が足りず、ふとんが充分水に浸かっていない状態で洗っているケースがしばしば。ところどころ濡れていない部分があって、当然、ダニや汚れも残っちゃっています。

実は、多くのクリーニング店のふとん洗いは、コインランドリーとほぼ同じ洗い方。でもふとんの中綿のダニや汚れがホントに除去できているか、表面上では確認しようがありません・・・。

そこで!

安心してふとん丸洗いを託せるクリーニング店の目安となるのが、『全国ふとんクリーニング協会』加盟店。全国に50社あります。

さらに!

ふとん丸洗い専門の高性能洗浄機フレスコを導入した『フレスコ会』加盟店。


ホワイトウイングス(ピュアクリーニングの運営会社)はこの両方に加盟している静岡県唯一の会社で、ふとん温水丸洗い専門工場を運営するリフレサービス事業部があります。リフレサービスでは、ピュアクリーニング全店でお受けするふとんはもちろん、ネットを通じて全国から宅配サービスでふとん温水丸洗いをお受けしています。


次回はリフレサービス工場の内部を詳しくご紹介しますね!

 

BACK