STAFF COLUMN スタッフコラム

ニオイを残さない! ピュアクリーニングのキレイな洗い

2020.10.10

ドライクリーニングとはその名の通り、水を使わず有機溶剤で洗う手法。
家庭用洗濯機の〈ドライ〉コースと混同されるかもしれませんが、特殊な有機溶剤を用いたプロのクリーニングでしかできない洗い方です。
有機溶剤とは、主に石油を原料にした溶剤で、油汚れを落とすのを得意としています。例えるならマニキュアの除光液のイメージです。

使用後の有機溶剤は原料に石油が含まれるので、水質汚濁防止法の規定で洗い流すことができず、一般のクリーニング店では使ったクリーニング溶剤をずっと使い続けるのが常識となっています。
そのため、使った溶剤は循環フィルターにかけてろ過し、目減りした溶剤や洗剤を少しずつ継ぎ足しながら使い回しています。
激安価格のクリーニング店ではフィルターの交換をできる限り減らしたりして、激安価格を維持している状態です。

「せっかくドライクリーニングに出したのに、なんだか異臭がする・・・」
そんな経験をお持ちの方はいらっしゃいませんか?これはまさに、溶剤の使い回しが原因。異臭のみならず、衣類を汚すことにもなりかねません。
正直、こんな溶剤で洗って欲しくないですよね。

ピュアクリーニングではこの問題に真正面から向き合い、ドライクリーニング溶剤の使用管理に独自の基準を設けました。
溶剤は毎日蒸留。汚れ成分は別の汚れタンクに分ける事ができ、気化した溶剤はキレイな液に戻すことができます。
ろ過と違い、汚れと一緒に洗剤も無くなり新液同様になる為、溶剤には新たに洗剤を満量プラス。いつでも最高の状態で洗浄する事ができます。
かなりの手間とコストを要しますが、品質日本一を目指すピュアクリーニングとしては妥協の出来ないクオリティ。使い回しの変色した溶剤との差は歴然です。

クリーニング業界では、ドライクリーニングでの溶剤管理の違いによって、クリーニング店の善し悪しがわかる、と言われます。
業界人が見たら驚きのクオリティを、ピュアクリーニングでは標準装備。
今までも、これからも、洗いに、仕上げに、接客に、、トコトンこだわっていって皆さんに笑顔のクリーニングをお届けしたいと思います。

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