Voice

先輩スタッフの声 #3

遠くに引っ越されても、
会いにきてくれる
お客様がいます。

  • 杉山 妙子
  • ピュアクリーニング 店長
  • 2009年入社

ちょっと大変!
この仕事、おもしろいんですけど。

クリーニング店の仕事に
どんなイメージを持っていましたか?
もともと、「楽そうな仕事」というイメージがありました。お客様が持って来られた洋服をただお預かりし、仕上がったらお返しする。流れ作業をこなし、ゆっくりと時間が流れていく。ちょっと退屈なのかな?って。でも、やってみると全然ちがいました。
実際に働き始めていかがでしたか?
いい意味でギャップがありました。まず、洗濯だけでもいくつかコースがあって、洋服の種類や状態によって最適なアドバイスをしなきゃいけない。そこで、研修を受けるわけです。クリーニングの工程や仕組みについて。すると、洗濯や衣類の豆知識をお伝えできるようになるんです。「防虫剤は引き出しの下のほうじゃなくて、洋服の上に置くほうが効きますよ」とか。「知らなかった。ありがとう!」と言われたりもして、それがまた嬉しい。クリーニングのアドバイスを入り口にして、そこからクリーニング以外の会話も始まる。「こんなにおしゃべりしながら仕事していいんだ!」という、意外な楽しさがあります。

会話の引き出しを増やすと、
いろんな方と仲良くなれる。

どんなお客様がご来店されますか?
私が店長を務めている「シネマ通り店」は、静岡市の中心部にあります。そんな特殊な土地柄、社長さんや支店長クラスの方から、サッカー選手、ホストクラブにお勤めの方まで、本当に幅広いお客様がいらっしゃいます。お店の裏側へ回ると、背広の隣にお仕事用のパーティードレスが吊られている。そんな光景がうちのお店の日常です。
さまざまな職種のお客様と会話するコツは?
会話の引き出しを、常日頃から用意しておくことです。たとえば社長さんとお話しするとき。政治や経済のニュースは当然チェックしておきますし、「下町ロケット」のような、会社を舞台にした小説も読んでおきます。「杉山さん、あの小説読んだ?」と聞かれたときに、ちゃんと答えられるように。そうでもしないと、社長さんとは話せないですよ〜。私は、通ってくれるすべてのお客様と仲良くなりたいんです。
努力されているんですね。
お客様には内緒ですよ!なんか、そういうの恥ずかしいじゃないですか(笑)。クリーニングのことは勉強してどうにかなる。むしろ、クリーニング以外の勉強が大変なんですよね、この仕事は。でも、会話の引き出しを増やすと、いろんな方と仲良くなれるから。今日もニュースをチェックします(笑)。

「杉山さんに、
子どもを見せに来たんですよ。」

お客様との印象的なエピソードはありますか?
そのお客様は、転勤で静岡に来られた方でした。右も左もわからない土地で、よくうちのお店に通ってくれたんです。あるとき、静岡から関東に戻ることになったんですね。ちょうどお子さんがもうすぐ生まれるタイミングでした。私は「生まれてくるお子さんに会えないのが残念」と言い、「今までありがとうね」とお別れしました。そしたら数カ月後、その方がお店に顔を出してくれたんです。もう、すごく嬉しくて。しかも、照れくさそうにこう言うんです。「杉山さんに、子どもを見せに来たんですよ」と。遠路はるばる、私に会うために来てくれた。そのことに感動しました。
どんなお店を目指していますか?
クリーニング目当てじゃなくて、うちのスタッフ目当てで来てもらえるようなお店ですね。「ついでに」クリーニングする、くらいの存在になりたい。どうすれば、そんな理想のお店に近づけるか?そうですね…、今度お客様に聞いてみますね(笑)。

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